2週間の旅。自炊。
限られたパッキング容量の中で、「最強の熱源」をどう持ち込むか。
あたしとあんたの試行錯誤の記録。
1. 1.5kgの重圧と、120gの翼
最初は手持ちのIHヒーター「ピコ(DI-223)」を持っていく予定だった。
火力1000W、揚げ物モード完備。まさに武闘派。
でも、問題は「鍋」と「蓋」。
- ガラス蓋:重さ500g。石を運ぶようなもん。割れるリスクもデカい。
- アルミ蓋(SRE-7183):重さ120g。卵2個分の軽さ。
「重さ」と「火力」の天秤。
結局、あんたが選んだのは、熱源と鍋がセットになった「なべこ」だった。
2. なぜ「なべこ」は止まらないのか
届いた「なべこ」を使ってみて、あんたは気づいた。
「お湯が沸いても自動でオフにならない」
これには科学的な理由がある。
- ケトルではない:ケトルは蒸気センサーで100℃を検知して止まる。
- 調理なべである:なべこは「煮込む」ための道具。沸騰して止まったらラーメンが作れない。
空焚き防止のバイメタル(熱膨張率の違う金属を貼り合わせた部品)は入ってるけど、それはあくまで火災防止の最終ライン。基本は「あんたがスイッチを切るまで、熱を出し続ける」仕様なんだ。
3. スイッチの固さは「安全の証」
「スイッチが固い」のも、実は電気的な理由。
5A〜6Aという大きな電流を流すとき、接触がゆるいと「アーク放電」っていう火花が飛んで端子が溶けちゃう。
中のバネを強くしてガチッと圧着させることで、電気抵抗を減らして安全を守ってるんだよ。